「サンパラソル」でお庭を南国リゾートに
皆様、こんにちは。関東地方も梅雨に入り、日差しが少しずつ強まり、本格的な夏の気配を感じる頃となりました。春のお花がひと段落するこの時期、「夏のベランダやお庭をどう彩ろうか」と悩む方も多いのではないでしょうか。
日本の夏は年々暑さが厳しく、せっかく植えたお花が夏バテして枯れてしまうことも少なくありません。そんな夏のガーデニングの心強い味方として、シニア世代の皆様にぜひおすすめしたいのが「サンパラソル」です。

ちょうど庭のつるバラが終わるころに、つる系の真っ赤な「クライミング サンパラソル」がその代役を担ってくれますね。
今回は、真夏の暑さの中でも元気に咲き誇るサンパラソルの品種や魅力、そして失敗しない育て方のコツを分かりやすくご紹介します。

■ サンパラソルってどんなお花?
サンパラソルは、キョウチクトウ科の熱帯植物を、サントリーフラワーズが日本の環境でも育てやすいように改良したお花です。
最大の魅力は、何といっても「暑さへの強さ」。一般的なお花がぐったりしてしまう猛暑の中でも、5月頃から11月頃までという長い期間、鮮やかな星形のお花を次々と咲かせてくれます。
「夏の女王」と呼ばれるほど生命力が強く、病害虫が少ないうえ、水切れにも強いのが特長です。ガーデニング初心者の方や、体力をあまり使わずに長くお花を楽しみたいシニア世代にもぴったりの、頼もしい植物と言えるでしょう。
■ ライフスタイルで選べる!おすすめのタイプと品種
サンパラソルは、大きく分けて「コンパクトなタイプ」と「つるを伸ばすタイプ」があります。ご自宅のスペースに合わせて選べるのが、嬉しいポイントです。
扱いやすい「コンパクト型(サンパラソル)」
つるが伸びにくく、支柱がなくてもこんもりまとまって育つタイプです。小さめの鉢でも楽しめるので、限られたスペースのベランダや玄関先におすすめです。 人気の品種は、色鮮やかなピンクの「チェリー」や、清楚な純白の「ホワイト」です。

初めての方は、まずはこの扱いやすいタイプから始めてみてはいかがでしょうか。
豪華で立体的な「クライミング」と「ジャイアント(大輪系)」
大きく育ててお庭の主役にしたい方には、つるをぐんぐん伸ばすタイプがおすすめです。 オベリスク(塔状の支柱)やフェンスに絡ませると、立体的に楽しめます。
特に、深紅の大輪を咲かせる「大輪レッド」や「ジャイアントクリムゾン」は、遠くからでも目を引く美しさで、お庭を一気に高級リゾートホテルのような空間に変えてくれます。

■ 心を癒やす「香り」の魅力
サンパラソルは見た目の華やかさに目が行きがちですが、実は「香り」も楽しめることをご存知でしょうか。
一般的に赤系の品種よりも、白やピンク系の品種の方が香りが強い傾向にあります。特に香り好きの人には、純白の「ホワイト」や、香りに特化した「フレグランス」という品種がおすすめです。
朝の涼しい時間帯にお花へ顔を近づけると、バニラのような優しく甘い香りがふわりと漂います。夏の朝、テラスでお茶を飲みながらこの香りに包まれるひとときは、一日の始まりを優雅に演出してくれる格別な時間となるでしょう。
■ 新しく始める鉢植え!失敗しない育て方のコツ
熱帯のお花と聞くと難しそうに感じるかもしれませんが、ポイントを押さえれば大丈夫です。
鉢と土の選び方
たくさん咲かせるには、根をしっかり張らせることが大切です。初めから少し大きめの8号〜10号鉢(直径24〜30cm程度)を用意するのが成功の秘訣です。土は市販の草花用培養土で十分ですが、水はけを良くするために、必ず鉢底石を敷きましょう。
置き場所は「太陽が一番の栄養」
サンパラソルはとにかくお日様が大好きです。1日6時間以上、しっかり日の当たる場所に置いてください。ただし、真夏の強い西日は葉焼けの原因になることがあります。午後から少し日陰になる場所だと、さらに安心です。
水やりと肥料のメリハリ
お水は「土の表面がしっかり乾いてから、鉢底から流れ出るくらいたっぷりと」が鉄則です。常に土が湿っていると、根腐れの原因になってしまいます。 また、長い期間たくさんのお花を咲かせるために、肥料は定期的に与えましょう。

できれば月に1回程度の置き肥と、週に1回程度の液体肥料の組み合わせが理想的ですね。
絶対に守る注意点
アブラムシなどの虫除けにお薬を使う場合、「オルトラン」は薬害が出やすいので絶対に使わないでください。「ベニカXファインスプレー」など、別のお薬を選ぶようにしましょう。
■ 大人の夏の楽しみ方と冬越し
サンパラソルは、育てるだけでなく、さまざまなアレンジも楽しめます。
つる性のタイプ
窓辺のネットに這わせれば、夏の強い日差しを遮る「グリーンカーテン(天然クーラー)」になり、電気代の節約にもつながります。 また、鉢にオベリスクを立ててつるをくるくると巻き付ければ、夏中咲き続ける「花の塔」が完成します。

玄関前に一鉢置くだけで、ご自宅の印象がぱっと明るくなります。
冬越し
サンパラソルは寒さに弱いものの、冬越しも可能です。秋が深まってきたら、霜の当たらない室内や南向きの軒下(気温5℃以上)へ移動させてあげてください。上手に冬を越した2年目の株は、翌年さらに大きく育ち、お花の数もぐんと増えます。

「今年もまた咲いてくれた」という喜びは、長く付き合うからこその大きな感動です。
■ おわりに
「暑さに強く、病気に強く、長く咲き、香りも楽しめる」サンパラソルは、夏のガーデニングに求められる条件をすべて満たした、理想的なお花です。
初心者は「サンパラソル チェリー」や「サンパラソル ホワイト」から始め、慣れてきたら「クライミング 大輪レッド」でグリーンカーテンに挑戦する——この段階的な楽しみ方が、長くサンパラソルと付き合うコツです。
香りは控えめですが、鮮やかな花と美しい葉が夏の庭やベランダを華やかに彩ってくれます。今まさにシーズン真っ只中です。
今年の夏は、この華やかで頼もしいサンパラソルをお迎えして、ご自宅のお庭やベランダを「皆様だけのプライベート・リゾート」に変えてみてはいかがでしょうか。お花のお世話を日課にすることで、夏の暑さを忘れるような、明るく健やかな毎日をお過ごしください。
ぜひ一株手に入れて、夏のベランダを熱帯の楽園に変えてみてください。
《 参考情報 》





