健康生活ガイド(看護師不足 2026編)

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こんにちは!最近、病院やクリニックで「いつもより待ち時間が長い」「看護師さんがとても忙しそう」と感じたことはありませんか?

厚生労働省は2025年までに188万人〜202万人の看護師が必要だと想定していますが、実際の看護師数は175万人〜182万人にとどまると予測されています。その結果、最大で27万人の看護師不足が生じる可能性があります。

2025年に必要な看護師は最大202万人 訪問看護師は2.5倍の12万人が必要に | 看護roo![カンゴルー]
医療需要がピークとなる2025年に必要な看護職員について、厚生労働省が新たな推計値を発表した。2025年に必要な看護職員は188万~202万人。訪問看護の需要が大きく伸び、現在の2.5倍に当たる12万人が必要となる。

日本の医療現場では、医師不足以上に深刻な「看護師不足」が起きています。ニュースなどで耳にして、「大変そうだけれど、自分にはあまり関係ないかも」と思う方もいるかもしれません。

けれどこれは、私たちシニア世代の健康と安心に直結する、決して他人事ではない問題ですね。

本記事では、なぜこれほど看護師さんが不足しているのか、私たちの生活にどのような影響があるのか、そして安心して暮らすために「今からできる備え」を分かりやすく解説します。

看護スタッフが不足している理由

「看護師になりたい若者がいないの?」と思うかもしれません。けれど実際には、看護師さんの数そのものは年々増えています。それでも「足りない」と言われるのは、次のような理由で、看護師さんの支援を必要とする人が急増しているためです。

「2025年問題」による医療需要の爆発

団塊の世代(約800万人)の皆様がすべて75歳以上の後期高齢者となり、慢性的な病気や複数の疾患を抱えたり、介護を必要としたりする方が一気に増えました。病院での治療だけでなく、自宅での療養(在宅医療)や介護施設など、あらゆる場所で看護師さんの専門的なサポートが必要になっています。

需要に追いつかない「構造的なズレ」

看護師は、最低3年の専門教育が必要な国家資格です。そのため「足りないから今すぐ増やそう」と思っても、短期間で急激に増やすことはできません。さらに少子化で若い世代が減り、増え続ける患者さんを、減っていく若者で支えなければならないというアンバランスも生じています。

過酷な労働環境による離職の連鎖

夜勤など不規則な勤務や、心身への大きな負担から離職してしまう方も少なくありません。人手が減ると、残された看護師さんの負担がさらに増え、また人が辞めてしまうという「負のスパイラル」が起きやすくなります。

加えて、負担の軽い職場へ人が流れることで、本当に人手が必要な病院や地域に人材が回りにくいことも問題になっています。

私たちの健康生活に与える影響

この問題は、決して「病院の中だけの話」ではありません。これから安心して暮らしていくうえで、次のような具体的な影響(リスク)がすでに出始めています。

診察の待ち時間が長くなる

外来の受付、診察、採血、お会計など、あらゆる場面で看護師さんの手が足りないと全体の流れが滞り、診察時間より待ち時間のほうが長くなるケースが増えています。

「入院したくてもできない」リスク

日本の法律では、患者さんの数に応じて必要な看護師さんの最低人数が定められています。そのため、病院のベッドが空いていても、看護師さんを確保できなければ安全のために受け入れができません。

結果として、近所の病院に入院できず遠方へ回されたり、救急車の受け入れに時間がかかったりする事態が起きていますね。

自宅での訪問看護が受けづらくなる

病院のベッド不足を補うため、国は「自宅での療養」を進めています。しかし、自宅に来てくれる訪問看護師さんも圧倒的に不足しています。そのため、「希望する日に来てもらえない」「利用開始まで時間がかかる」といった状況が生じ、十分なケアを受けられず、ご家族の介護負担が増える恐れがあります。

「ちょっとした異変」の発見が遅れる

看護師さんがぎりぎりの人数で働いていると、一人ひとりの患者さんと向き合う余裕がなくなります。その結果、顔色の変化や息切れなど、日常のわずかな体調変化を見落としやすくなり、病気が重症化してから慌てて対応することになりかねません。

自分と家族を守る「5つの備え」

このような厳しい状況の中で、ご自身とご家族の健康・安心を守るには、「医療に頼りすぎない暮らし」を意識することが大切です。今からできる備えをご紹介します。

  1. 「予防」と「毎日の健康づくり」を徹底する
    最大の薬は、病気になりにくい体づくりです。毎日30分程度のウォーキングや筋力トレーニングで体力を保ち、肉・魚・野菜を意識したバランスのよい食事を心がけましょう。あわせて、定期的な健康診断やがん検診を受け、高血圧などの生活習慣病を放置しないことが、重症化を防ぐ最も確実な備えです。
  2. 頼れる「かかりつけ医」を持つ
    ちょっとした体調不良でも、すぐ相談できる「かかりつけ医」を日頃から持っておきましょう。初診で混雑する大病院へいきなり行くのではなく、普段から体の状態を把握してくれている医師がいると、いざという時の対応がスムーズになります。
  3. 毎日の体調を「記録」し、家族と共有する
    血圧・体重・食欲などをノートに記録する習慣をつけましょう。体調悪化のサインを早めに見つけ、ご家族と共有しておくことで、急な重症化を防ぎやすくなります。外出時は「お薬手帳」を持ち歩くことも大切です。
  4. 元気なうちに「地域の相談窓口」とつながる
    訪問看護や介護が必要になりそうだと感じたら、状態が悪くなってから慌てるのではなく、余裕のあるうちに「地域包括支援センター」やケアマネジャーさんに相談しておきましょう。地域のサポート体制を早めに知っておくことが、大きな安心につながります。
  5. 新しいテクノロジーを柔軟に取り入れる
    最近では、体調を見守るセンサーやオンライン診療など、新しい仕組み(医療DX)も広がっています。こうした便利なツールを少しずつ生活に取り入れることも、これからの時代を安心して暮らすための工夫です。

※ この記事の内容を分かりやすくまとめた動画もご用意しました。あわせてご覧ください。

2025年医療危機:未来を守るために
この動画では、日本が直面する深刻な看護師不足の実態と、それが私たちの生活に及ぼす影響を解説しています。高齢化により医療需要が急増する一方で、供給が追いつかない構造的な問題や過酷な労働環境が離職を招き、診察の遅延や入院制限といったリスクが生じ...

おわりに

国や医療機関では、看護師の処遇改善や給与の引き上げ、業務の効率化、ICTやAIの活用、外国人看護人材の受け入れ、復職支援など、さまざまな対策が進められています。しかし、高齢化のスピードを踏まえると、看護師不足が短期間で解消される可能性は高くありません。

看護師不足は、すぐに解決できる問題ではありません。だからこそ、「病気になってから治療を受ける」から、「健康を維持し、医療を賢く利用する」へと意識を切り替えることが大切です。

これからは、治療に頼るだけでなく、「健康を維持し、医療に頼り過ぎない生活」を意識することがより重要になりますね。

毎日のちょっとした運動や食事の工夫、地域の医療機関とのつながりづくり。こうした日々の積み重ねが、皆様の「健康寿命」を延ばし、もしもの時のご家族の負担を減らすことにつながります。

「あの時、準備しておいてよかった」と笑顔で言えるように。皆様がいつまでも住み慣れた地域で、安心して元気に過ごせるよう、ぜひ今日からできることを一つずつ始めてみてください!

《 参考情報 》

看護師不足が深刻 患者サービス低下 病床休止も 過酷な労働も給与上がらない実態
慢性的な看護師の不足が問題となっています。
看護師不足が深刻 患者サービス低下 病床休止も 過酷な労働も給与上がらない実態(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース
慢性的な看護師の不足が問題となっています。深刻な看護師不足で患者への医療サービスが低下しています。医療現場の崩壊の危機についても見ていきます。病院を対象にした、実態調査です。「看護職員は、
2025年問題のその後|2026年の看護師需要と将来性を分析
2025年問題で看護師は余る?不足する?厚労省データでは6〜27万人の不足予測、有効求人倍率2.24倍と全業種平均の2倍です。2026年現在の需要動向、需要が増える分野TOP5、今後のキャリア戦略まで徹底解説します。

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