春の絶景「笠間つつじまつり」と温もりの「笠間焼」めぐり
春の風が心地よい季節、ご夫婦やご友人と、ゆったりとしたドライブ旅行はいかがでしょうか。
都心から車で約2時間とアクセスもよい茨城県笠間市は、自然豊かな里山の風景と、伝統ある焼き物文化が息づく魅力的な街です。
2026年「第55回 笠間つつじまつり」は4月11日から5月6日まで開催され、開園時間は8時から20時です。夕方以降は和傘と竹筒のイルミネーションが彩り、日没時には西側の山々を望めるため、昼と夜で異なる表情を見比べるのもおすすめです。
本記事では、シニア世代の皆様が無理なく春の笠間を満喫できるよう、2026年4月11日から開催される「 笠間つつじまつり」の絶景ポイントと、旅の記念にぴったりの「笠間焼」名店めぐりを解説いたします。

「笠間つつじまつり」の魅力
会場全体で「立体的なお花見」を楽しめることが、このまつり最大の魅力です。平坦な花壇ではなく、小高い山一帯が会場となるため、歩くたびに景色が変わります。
標高143mの「笠間つつじ公園」は約7ヘクタールの広さがあり、約8,500株のつつじが赤・ピンク・白など多彩に咲き誇ります。山が燃えるように染まる、息をのむ絶景です。
【楽しみ方】歩くほどに景色が変わる
見頃(ゴールデンウィーク頃)には、山全体が「燃えているよう」と言われるほど鮮やかな景観に包まれます。斜面に咲く花々は、どこを切り取っても絵になる立体的な美しさが魅力です。山頂の展望台へ向かってゆっくり進めば、色の濃淡の変化を味わえます。

山頂からは、笠間の街並みを見下ろす360度のパノラマが広がります。とても感動的ですね。
【夜の見どころ】20時まで開園、幻想的なライトアップ
日没後は「和傘と竹灯り」を用いた和風の装飾とイルミネーションが灯り、昼とは趣の異なる幻想的なつつじと夜景を同時に楽しめます。近くのホテルにお泊まりの方には、特におすすめです。
シニア世代が無理なく快適に楽しむための「3つのコツ」
広大な敷地を歩くイベントですが、少し工夫するだけで、身体への負担を抑えながら満喫できます。
コツ①:混雑を避ける「平日の午前中」が狙い目
ゴールデンウィーク期間中の週末は、特に混み合います。ご自分のペースでゆったり花を愛でるなら、駐車場も比較的空いている平日の午前中がおすすめです。朝の澄んだ空気の中で見るつつじは、いっそう美しく感じられます。
コツ②:「坂道対策」と「休憩」で無理のない散策を
会場は山のため、舗装されてはいるものの坂道が続きます。歩き慣れたスニーカーなどを基本に、羽織れる上着を1枚用意しておくと安心です。歩行に不安がある方は杖を持参したり、途中でひと休みできる折りたたみ椅子を持っていったりするのも良いでしょう。
山頂には休憩スペースや飲食テントも用意されており、笠間茶道会によるシニアに人気の「呈茶席」で、つつじを眺めながらお茶を一服することもできます。お弁当を広げて、ゆっくり休む時間を取るのもおすすめです。
コツ③:笠間稲荷神社の「八重の藤」もあわせて観賞
つつじを満喫した後は、日本三大稲荷のひとつである笠間稲荷神社へ足を延ばしてみてください。境内には、樹齢400年にも及ぶ茨城県指定天然記念物の「八重の藤」があります。ぶどうの実のように花が密集して咲く珍しい品種で、つつじと同じ4月下旬から5月上旬に見頃を迎えます。

この2つの美しい春の花を同時に楽しめるのは、まさにこの時期の笠間旅の醍醐味ですね。
自由な作風が魅力の「笠間焼」名店めぐり
美しい花々で心を満たした後は、笠間のもう一つの魅力である「笠間焼」のギャラリーめぐりをお楽しみください。 笠間焼は「特徴がないのが特徴」と言われるほど決まった様式がなく、作り手の個性が映える自由な作風が魅力です。日常の食卓を彩る、あなたにぴったりの器と出会えるおすすめの名店をご紹介します。
笠間工芸の丘(かさまこうげいのおか)
「笠間芸術の森公園」内にある広大な総合体験施設です。新進気鋭の作家の作品から茨城の特産品まで幅広く揃い、初めて笠間焼に触れる方の「基準」作りに最適です。併設のカフェ・ダイニングでは笠間焼の器で食事やコーヒーを楽しめるほか、「器を使って味わう」体験もできます。広い駐車場と休憩スポットもあり、シニアの方にも立ち寄りやすい施設です。
回廊ギャラリー 門(もん)
中庭をぐるりと囲む回廊を活かした、美しく落ち着いた雰囲気のオープンエア・ギャラリーです。約80名の作家の作品が常設され、シンプルなものから斬新なものまで、質の高い多彩な笠間焼が揃います。器だけでなく空間そのものも楽しみながら、ゆっくりと上質な時間を過ごしたい大人の方にイチオシです。
笠間焼窯元 向山窯(こうざんがま)
複数の国指定伝統工芸士が在籍する、笠間を代表する窯元の直売所です。伝統技法を用いながらも現代の暮らしに馴染む器が多く、中でも「薄くて軽い」作りの器は、手が疲れにくく日常使いの実用性を重視するシニア世代の方に大変おすすめです。
かつら陶芸
じっくりと器を選びたい方におすすめの老舗です。人間国宝・松井康成氏の作品から若手作家の作品まで幅広く取り扱っており、店主と落ち着いて相談しながら、使うだけでなく「眺めて楽しむ」ような少し格のある器を探せます。

心身に負担をかけない、ゆったり日帰りプラン
シニア世代のドライブ旅行は、「午前に花、午後に器」という流れにすると、歩き疲れを抑えやすく自然でおすすめです。
🗺️ シニア向け おすすめ日帰りプラン
9:00 常磐自動車道「友部IC」で降り、公園駐車場へ
↓
9:00〜11:00 笠間つつじ公園で花見(平日ならゆったり)
↓
11:30〜13:00 笠間工芸の丘のカフェでランチ
↓
13:00〜15:00 笠間焼ギャラリー巡り
(きらら館→回廊ギャラリー門)
↓
15:00〜16:00 笠間稲荷神社の大藤を見ながらゆっくり参拝
↓
16:00 帰路へ


もし、余裕があれば夕方に公園へ戻り、ライトアップと夕景を見て帰路につきましょう。
おわりに
笠間つつじまつりの魅力は、ただ花を眺めるだけでなく、山全体が赤やピンクに染まる立体的な景観を、ゆっくり「登りながら」「振り返りながら」味わえる点にあります。
会場となる笠間つつじ公園は標高143メートル。約7ヘクタールの園内には霧島や日の出など多彩なつつじが植えられ、見頃のゴールデンウイークには小高い山が鮮やかに染まります。
平地の花壇と違い、坂の角度や目線で、つつじの見え方が変わるのも魅力です。中腹では花越しに街並みが覗き、山頂に近づくほど赤・桃・白の帯が広がります。晴れた日は青空と新緑が加わり、立体感はいっそう際立つでしょう。

締めくくりは笠間焼めぐりへ。器は軽さや口当たりを実際に手に取って確かめ、湯のみや小鉢などを一つ選べば旅の記念になりますね。
つつじの開花状況によって入園料が変動する場合もあるため、お出かけ前には公式サイトで最新情報をご確認ください。どうぞ安全運転で、心に残る春のドライブ旅行をお楽しみください。
《 参考情報 》



