熟成と革新の狭間で選ぶ「次の相棒」
2026年はレクサスにとって、ブランドを支える屋台骨である「セダン」と「SUV」が一斉に動き出す、極めて重要な年となります。長年親しまれてきたモデルたちが、それぞれの役割を明確にするかのように進化を遂げています。
これからご紹介する3つのモデルは、それぞれ「運転の楽しさ」「極上の快適さ」「日常の使い勝手」という異なる個性を持っています。これからのライフスタイルに最も寄り添う一台はどれか、想像しながらお読みください。

今年車検を迎え、次の愛車を検討されているシニア世代の皆様へ、2026年のレクサスラインナップに関する最新情報をお届けします。
本記事では、レクサス主要3車種(IS、ES、NX)の最新動向を、「乗りやすさ」「安心感」「楽しみ」という視点で整理・解説します。専門用語を噛み砕き、なぜその進化が皆様におすすめなのかを深掘りしていきます。
IS—「走る歓び」を追求した熟成セダン
まず最初にご紹介するのは、2026年1月8日に日本で発売された新型「IS」です。

どんな車になったのか?
「エンジンのあるスポーツセダンの完成形」です。通常5〜6年でフルモデルチェンジする車ですが、ISは長く愛され、今回「3度目の大幅改良」という異例の進化を遂げました。現行プラットフォームを活かしつつ、最新技術で中身を更新した熟成版です。

車検の際に新型ISを見る機会がありましたが、インテリアがとても素敵になっていましたね。
シニア世代への注目ポイント
- 若々しくなった「顔」:フロントマスクがよりシャープで精悍になりました。ボンネットと一体感のあるデザインで、駐車場に停めた愛車を思わず振り返りたくなる、所有欲を満たす美しさがあります。
- 見やすくなった画面:12.3インチのタッチディスプレイが採用され、従来より大型化しました。細かい文字が見えにくい世代にとって、ナビの地図や文字が大きく表示されるのは大きな安心材料です。
- 「物理スイッチ」の整理:最近の車はすべてタッチパネル操作になりがちですが、ISは空調スイッチなどを横一列に整然と配置する形式に刷新されました。運転中に手探りで操作しやすい「物理ボタン」の良さを残しつつ、見た目をすっきりさせています。
- 最後の「純エンジン」を楽しむ:電気自動車への移行が進む中、ガソリンエンジンのFRセダンは貴重になりつつあります。V6エンジンの響きと操る歓びは、運転歴の長い方ほど深く味わえるはずです。
ES—最上級の快適性を提供する王道セダン
次にご紹介するのは、レクサスのセダンラインナップの中核を担う「ES」です。ISとは対照的に、「フルモデルチェンジ(全面刷新)」を行い、2026年中盤(4〜6月頃)に日本デビューする見込みです。

どんな車になるのか?
ESはもともと「乗り心地の良さ」に定評がありましたが、新型ではその快適性がさらに大きく向上します。車体がひと回り大きくなり、デザインも次世代レクサスを象徴する流麗なスタイルへと生まれ変わります。
シニア世代への注目ポイント
- 圧倒的な「静けさ」と「乗り心地」:新型ESはボディサイズを拡大し、特に後席空間を広げました。遮音材の配置も見直され、「走る書斎」と呼ばれるほどの静粛性を実現しています。ご夫婦での旅行やお孫さんを乗せての移動で、同乗者に「快適だね」と言われる一台になるでしょう。
- 選べる「電気」の選択肢:従来のハイブリッド車に加え、新たに「電気自動車(BEV)」モデルも設定される予定です。自宅に充電設備があり、近場の移動が多い方や、エンジン振動のない滑らかな走りを好む方には、BEVという選択肢も現実的になってきました。
- 操作性の向上:室内には14インチクラスの超大型ディスプレイが搭載されますが、「エアコン操作用の物理ダイヤル」が残される見込みです。最新のデジタル技術とアナログの使いやすさを融合させており、新しい機械操作に不安がある方でも馴染みやすい設計です。
- 「上がり」の一台として:ゆったりとしたサイズ感と疲れ知らずの快適性は、長距離ドライブの疲労を大きく軽減します。運転そのものよりも「移動の質」を重視するなら、新型ESは最良の選択肢です。
NXー頼れる相棒がさらに進化、死角なしのSUV
最後は、筆者の現在の愛車である「NX」です。2026年夏場以降に「大規模なマイナーチェンジ」が予想されています。

どんな車になるのか?
現行型が登場してから5年目を迎え、デザインの小変更と機能の大幅アップデートが行われます。フルモデルチェンジまではまだ数年あるため、現行型の完成度を極限まで高めた「熟成の後期型」となる見込みです。
シニア世代への注目ポイント
- 安全性能の底上げ:「Lexus Safety System +」が最新版へアップデートされます。加齢による「うっかり」や「反応の遅れ」を、最新のセンサーとAIがカバー。特に高速道路での運転支援機能がスムーズになり、長距離移動の緊張感を和らげます。
- 自動運転への布石:トヨタが開発した車の基本ソフト(OS)「Arene」が採用される見込みです。スマホのiOSやAndroidに相当するもので、購入後もソフトウェア更新により「買った時より賢くなるクルマ」へと進化します。
- 使い勝手の改善:ワイヤレス充電器の標準化や、ナビゲーションソフトの更新など、細かな部分での「便利さ」が向上します。毎日乗る車だからこそ、こうした細部の改良が満足度に直結します。
- ボディ剛性の強化:目には見えませんが、車の骨格となる溶接箇所を増やすなどの改良が施されます。ハンドルを切った時の車の動きがより素直になり、「運転が上手くなった」と感じられる安心感が生まれます。
※ この内容をわかりやすくまとめたインフォグラフィックは、以下のとおりです。

これらのLEXUS車の選択基準
それぞれの車の特徴が出揃ったところで、これからの2年間の過ごし方をご提案します。
- 「運転の楽しさ」を最優先にするなら(ISへの乗り換え検討): 「最後にガソリンエンジンの気持ち良さを味わいたい」とお考えなら、すでに発売されている新型ISを試乗してみてください。扱いやすいボディサイズと、FRセダンならではの軽快な走りが、若き日のドライブの記憶を呼び覚ますかもしれません。
- 「極上の安らぎ」を求めるなら(ESの情報を待つ): 奥様とのご旅行をより優雅に、疲れ知らずで楽しみたいなら、2026年中盤に出る新型ESが本命です。まるで高級ホテルのラウンジごと移動しているような快適さは、シニアライフの質を一段引き上げてくれます。
- 「アクティブな趣味」を続けるなら(NXの進化を待つ): 現在のNXに満足しているなら、夏の改良型NXを待つのが最善の選択です。「Overtrail」仕様を選べば、旅の楽しみがさらに広がります。車検を通したばかりなので急ぐ必要はありません。後期型の評価が出揃ってから、じっくり判断できます。
この記事の内容をわかりやすくまとめた動画もご用意しています。ぜひ併せてご覧ください。

最後に
今回は、初めてのレクサス車検を迎え、次回車検までの乗り換えを検討しているシニア世代の皆様へ、参考情報をお届けしました。2026年のレクサスラインナップは、ISの「熟成」、ESの「革新」、NXの「進化」——それぞれ異なる魅力を持つ三つのアプローチで私たちを迎えてくれます。
三つのモデルに共通するのは、「安全支援機能」と「快適装備」が大幅に強化され、シニア世代の運転時の負担を軽減する方向で進化しているという点です。
まずは車検を通した現在の愛車とともに、春のドライブを心ゆくまでお楽しみください。2026年夏以降に登場する新型・改良モデルは、ディーラーショールームで実車をご覧になり、試乗を通じて乗り心地や運転感覚を確かめることをお勧めします。
次の愛車選びは、焦らずじっくりと。この豊かな選択肢の中から、人生の「上がりの一台」にふさわしい愛車を、楽しみながら見つけていただければと思います。
《 参考情報 》



