今回の記事は、前回のブログ記事で詳しく解説させていただいた沖縄旅行について、実際に体験してきた内容をまとめた体験記事となります。

久しぶりに訪れた沖縄。今回の旅行では、「復興が進む首里城を見ること」と「話題の新しいテーマパーク、ジャングリアを体験すること」という2つの目標を掲げました。
結論から申し上げますと、この2つの体験は対照的なものでした。一方は心の奥底から震えるような深い感動を、もう一方は私たちシニア世代には少し厳しい、内容的にも環境的にも挑戦的な現実が待ち受けていました。
本記事においては、この度の沖縄旅行を通じて私たちが実際に感じた率直な感想や気づき、そして学びについて、できるだけ具体的かつ詳細にお伝えしたいと思います。
この記事の内容をわかりやすくまとめた動画もご用意しています。ぜひ併せてご覧ください。

演出が素晴らしい「御城(うぐしく)の夕べ」
再建が進む現場がライトアップされます。「令和の復元」として宮大工たちが情熱を注ぐ現場が夜闇に浮かび上がる姿は、完成後には二度と見られない歴史の一場面です。今回は1月26日最終日、最後の時間帯での鑑賞となりました。
見どころと感想
旗頭:歓会門前
高さ約10m、重さ最大60kgの巨大な旗を、男衆が数人で持ち上げ、時より一人で鉦や太鼓に合わせて舞わせます。ライトアップされた城壁を背に躍動する姿は荘厳かつ勇壮で、琉球の魂が宿る美しい光景でした。

プロジェクションマッピング:瑞泉門前
旅芸人「赤犬子」親子の案内で幻想的なプロジェクションマッピングを鑑賞。その後、吉を呼び込む獅子舞と組太鼓の演奏が披露されます。演出が素晴らしく、語り部が演舞を見事に盛り上げていました。

歴史解説:漏刻門前
夜の城壁に映し出される映像を見ながら、琉球の歴史や文化、首里城の存在意義について学べます。琉球の歴史がわかりやすく解説されており、改めて首里城の役割を認識できました。
琉球芸能の鑑賞:下之御庭(しちゃぬうなー)
沖縄を代表する演出家(平田大一氏など)による迫力ある琉球舞踊や太鼓の演舞を楽しめます。夜の屋外で観る芸能は、劇場とは違う臨場感があり、観客との一体感を強く感じられました。

復興中の「正殿」見学
夜にライトアップされた復興現場を見られる貴重な機会です。2026年秋の完成に向けて進む様子を間近で感じられます。完成まではまだ半年以上かかるそうですが、その日が待ち遠しく感じられました。

静寂と情熱
夜の首里城。ライトアップされた正殿の復興現場を見て、宮大工たちのや熱気と琉球の歴史の重みを肌で感じました。派手な演出よりも、こうした「想い」のある場所こそ、私たち世代には心地よいのです。心から「来てよかった」と思えた瞬間でした。

特に最終日の最後の時間帯だったため、演出家の平田大一氏のあつい情熱が感じられ、素晴らしい体験をすることができました。
話題のテーマパーク「JUNGLIA」へ
2日目は、話題のジャングリアを体験しました。ディズニーや万博と同様、効率的に楽しむにはアプリが必須です。入場してアプリを使ってみると、良くも悪くもディズニーのアプリとそっくりでした(苦笑)。
ディズニーの株主として見慣れたアプリだったため、操作は簡単で迷いませんでした。それでは、今日のコース日程を紹介したいと思います。

1日コース日程表
1. タム・タム トラム(11:00〜)
軽快な音楽に合わせてトラム(路面電車型の乗り物)で移動しながら、好きな楽器を叩いて楽しめます。15分おきに運行しているため、目的地が遠い場合や時間調整に便利です。楽器を叩いているうちに、あっという間に目的地へ到着しました。その後、パーク内を散策しました。

2. ホライゾン・バルーン(気球)
本日は事前にアプリで「強風のため終日運休」と表示されていました。このバルーンはとても人気がありますが、雨天時や風速5m以上で運休となります。当日受付ができても、途中で風が強まれば中止になることもあります。一番楽しみにしていただけに、とても残念でした。
スタッフによると、1月中は10日ほどしか運行できなかったとのこと。この地域は風の強い日が多く、当日の天候次第です。月によって変動しますが、運行率は20〜30%程度。運が良ければ乗れると考えておいた方がよいでしょう。
3. レストラン(11:30〜13:00)
- ワイルド バンケット(屋外):熱帯植物を観賞した後、コーヒーを飲みながら時間調整や休憩に利用しました。
- パノラマ ダイニング:鳥の巣をイメージした席は予約制で、予約料は2,000円です。予約なしの窓際席で、ランチのセットメニューをいただきました。


パノラマ ダイニングの鳥の巣型予約席は、実際の印象がイメージ画像と異なり、予約料に見合う価値を感じませんでしたね。
4. ダイナソー・サファリ(13:30〜14:00)
- 座席:揺れるため、安全バーをしっかり握ってください。恐竜のリアルな皮膚感を間近で体感できます。水に濡れる箇所もあります。
- 服装:水しぶきや泥はね、砂埃がかかる場所があります。汚れても良い服装で参加するか、貸出のウェアを利用しましょう。

臨場感があり、激しい揺れや水しぶき、恐竜による演出で驚かされる場面が最後に用意されています。
5. バギー・ボルテージ(14:30〜15:00)
- コース選択:運転免許をお持ちの方は、「アドレナリン・コース(本格・要免許)」と「ファン・コース(易しめ)」の2つから選べます。
易しめの「ファン・コース」は距離が短く、景色もあまり楽しめませんでした。運転好きであれば、人気の「アドレナリン・コース」をおすすめします。距離が長く、景色も堪能できます。インストラクターが先頭を走り、5台で連なって走るため、安全性も高いです。

練習コースを走った後に本コースへ入るので、比較的安心して走れます。ただし、左ハンドルでハンドルも重く、ブレーキに慣れるまで少し時間がかかります。
6. お土産 & 退園(17:30)
パーク内を散策していると、急に雨が降り出しました。屋根付きの施設が少なく、とても苦労しました。パラソル付きの席でコーヒーブレイクを取り、お土産を見て回りました。ダイナソーのぬいぐるみを購入し、退園しました。
ディズニー通として感じた問題点
長年オリエンタルランドの株主としてパークの進化を見てきた私たちが気になった点——それは「居心地(ホスピタリティ)」の欠如です。
休憩場所が圧倒的に不足
- これが一番辛かったです。ディズニーなら少し歩けばベンチがあり、冷暖房完備のレストランで休めます。
- しかしジャングリアは、室内の休憩所やレストランが圧倒的に少ない。歩き疲れたとき、ゆっくり座って休める場所が見つからないのは、シニアには深刻な問題でした。
天候リスクへの対策不足
- 沖縄は亜熱帯気候で、突然のスコールや強風に見舞われることもあります。
- 目玉の「気球」を楽しみにしていましたが、風の影響で運が良くないと乗れません。
- 「雨や風が強い日はどう楽しめばいいの?」という疑問への答え——インドアイベントなどの代替案が弱く、運営側の「自然任せ」な姿勢を感じてしまいました。
※ この内容をわかりやすくまとめたインフォグラフィックは、以下のとおりです。

最後に
元気な若い世代には、アクティブな冒険の場として魅力的かもしれません。しかし、ゆったり過ごしたいシニア夫婦がディズニーリゾートのような細やかな配慮と快適さを期待すると、正直再訪は厳しいと感じました。これが率直な感想です。
とはいえ、自分の目で見て、肌で感じられたことは貴重な経験でした。帰りの車中で「やはり私たちには、首里城のように歴史や文化が深く刻まれた場所の方が心地よい」と夫婦で感じ合えたことも、今回の旅の大切な思い出です。
私たち夫婦が心から求めている沖縄の魅力は、新しく作られた人工的な施設よりも、長い年月をかけて育まれた歴史や文化が息づき、ゆったりとした時間が流れる場所なのかもしれない——そう改めて気づかされました。
今後の改善に期待しつつ、「また訪れたい」と多くの人に思ってもらえる魅力あふれる「ジャングリア」へと進化してほしいと願っています。運営の皆様、これからも頑張ってください。
《 参考情報 》




