前編では大阪・関西万博のナイトパスを活用した初日の夜の体験をご紹介しました。会場の雰囲気や混雑状況など、実体験に基づく貴重な情報をお届けしました。

二日目のこの日は、ホテルモントレー大阪で一番早い朝食を済ませ、午前9時の入場を目指して夢洲駅から東ゲートへ向かいました。午前8時20分頃に東ゲートに到着しましたが、すでに多くの人が入場1を待っていました。

気温はすでに30度を超えており、9時の入場までの待ち時間は非常に長く感じられました。この時間を乗り切るのに役立ったのは、日傘、帽子、クールネックリング、携帯扇風機、汗拭きタオルです。これらは本当に助かりました。
今回の記事では、2日目に訪れた国内パビリオンについて、朝から午前中にかけての行動を時系列でご報告します。人気パビリオンでの体験、予約なしで楽しめるスポットなど、シニアの方々が参考になるポイントもお伝えします。
体験できたパビリオン
9時になり入場が始まりました。このとき、印刷した平日券のQRコードと場内案内図があると非常に便利です。この日は、効率的な移動を考え、東ゲートに近いパビリオンを中心に回ることにしました。本日体験できた国内パビリオンを時系列にご紹介します。
国内パビリオン
当初希望していた「PASONA NATURE VERSE」や「電力館」は、予約が取れず体験できませんでしたが、以下のパビリオンを訪問することができました。
大阪ヘルスケアパビリオン(9:00~10:10)
ここでは、未来の医療や健康を楽しく体験できるコンテンツが充実しています。予約不要エリアには「ミライ人間洗濯機」やiPS細胞の展示があります。特に人気なのは予約制の「リボーン体験」「人生ゲーム REBORN in 2050」「モンスターハンター ブリッジ」の3つです。
「リボーン体験」は未来の自分に出会えるテーマの体験型展示です。参加者は専用アプリで事前登録し、カラダ測定ポッドで身体状態を計測。この健康データをもとに、25年後の自分と未来の生活を体験できます。所要時間は約2〜3時間です。
「人生ゲーム REBORN in 2050」は、2050年の大阪を舞台にしたボードゲーム形式の体験です。参加者はルーレットを回しながら、未来の大阪での人生を疑似体験できます。所要時間は約30分です。

「モンスターハンター ブリッジ」は、人気ゲームの世界を体験できる特別アトラクションです。ARゴーグルを装着すると360度映像と音に囲まれながら冒険でき、巨大モンスターとの対峙時には風や振動も体感できます。所要時間は約20分です。


この中で体験できたのは「人生ゲーム REBORN in 2050」だけでした。本来なら「リボーン体験」も経験したかったのですが、残念ながら予約を取ることができませんでした。

日本館(10:30~11:40)
日本館のテーマは「いのちと、いのちの、あいだに」。日本ならではの「循環」の価値観を軸に、万博全体の「いのち輝く未来社会のデザイン」をホスト国として発信する拠点です。
建築や展示は、ごみ・水・素材・ものづくりという循環のプロセスを体験できる内容になっています。廃棄物が水へ、水が素材へ、素材が新しいものへと生まれ変わる様子を、実際のバイオガス工場や藻類培養の装置、バイオプラスチック製ツールの3D椅子の製作などを通して、老若男女が一緒に楽しめます。
館内は「プラントエリア」「ファーム」「ワークショップエリア」の3分野で構成されています。ドラえもんやハローキティなどの人気キャラクターがナビゲーターとして登場し、子どもから大人まで楽しめる体験型展示となっています。
特徴は「自然との共生」と「最先端技術の融合」です。建築には木材と伝統工法を活用し、持続可能な構造を採用。内部では、AIやロボティクス、ライフサイエンスなどの先端技術を紹介しつつ、和の精神や芸術、地域文化から「調和の思想」を発信しています。
「始まりも終わりもないいのちの循環」という奥深いメッセージを、先端技術と日本独自の文化・美意識で表現し、持続可能な未来へのヒントを来場者に問いかけています。


ここでは、南極で発見された世界最大級の「火星の石」を間近で見ることができますね。
おわりに
この日の午前中は、2カ所の国内パビリオンを見学することができました。事前に予約が取れていた日本館の入場時間が10:50からだったため、その前に大阪ヘルスケアパビリオンに立ち寄ることにしました。
大阪ヘルスケアパビリオンは予約必須エリアと予約不要エリアに分かれており、まずは予約不要エリアから入場しました。幸運なことに、通常は予約が必要な「人生ゲーム REBORN in 2050」を体験できました。
まだ9時過ぎという早い時間帯だったため、先着順で参加することができたのです。その後、iPS細胞の展示を見学し、一般予約者が体験できる「ミライ人間洗濯機」の実演も見学することができました。
次に訪れた日本館は予約済みだったので、安心してじっくり見学することができました。日本館はパビリオンの中で最も広く、非常に見ごたえがありました。特に、ファームエリアで紹介されていた藻類を混ぜたバイオプラスチックの椅子は形が素晴らしく、座り心地も良好でした。
この後、シグネチャーパビリオン群の「いのちの未来館」や「ヌルヌル」にも行きたかったのですが、当日予約が取れませんでした。結局、一部自由見学が可能な「Dialogue Theater いのちのあかし」を少し見学しただけで午前中の見学を終えました。

前評判の高いシグネチャーパビリオン群のいずれかを訪れ、ぜひ直接体感してみたかったですね。
次回のブログでは、午後に実際に見学できた海外パビリオンについてご紹介します。
《 参考情報 》

