シニア世代の皆様、年末年始の買い出しはお済みですか?かつてはアメ横などへ出かけた方も多いでしょう。今では地元のスーパーやショッピングセンターで済ませる方が増えています。

私の家庭では、年末の買い出しに「道の駅 しょうなん」を利用しています。今回は、年末年始の買い物に便利な道の駅の情報をお届けします。
ご紹介するのは、都内から車で1時間ほどの「道の駅 しょうなん」「道の駅 いちかわ」「道の駅 さかい」の3か所です。シニア世代の方にも無理なく楽しめる距離です。午前中早めに到着すれば、混雑を避けられ、直売所の商品も豊富でゆっくり買い物ができます。
これらの施設は単なる休憩所ではありません。地元の新鮮な食材や珍しい名産品、本格的なグルメが揃う「目的地」です。年末年始の買い出しやリフレッシュに最適でしょう。
本記事では、それぞれの道の駅の個性と、お正月に向けた楽しみ方を詳しくご紹介します。
【千葉県柏市】道の駅 しょうなん
〜手賀沼の絶景と、圧倒的な野菜の鮮度を楽しむ〜
「道の駅 しょうなん」は、手賀沼のほとりに位置する景観豊かな道の駅です。近年のリニューアルで、農産物直売所「てんと(知産知消マルシェ)」が以前の3倍の広さになり、品揃えが格段に充実しました。
特徴と魅力
柏市周辺の新鮮な野菜が豊富に揃います。年末には泥付きネギ、白菜、大根が山積みになり、その光景は圧巻です。生産量日本一を誇る柏のカブは甘く柔らかで、煮物やサラダに最適。年末の人気商品「つきたてののし餅」は、お正月の食卓を華やかに彩ります。
おすすめグルメ
柏のブランド卵「むこたま」を使った「むこたまバウム」やプリンは、お孫さんへのお土産に最適です。地元野菜たっぷりの「しょうなん野菜バーガー」や、手賀沼を眺めながら味わえるレストラン「つばさ」の無水カレーも評判です。
都内からのアクセスと注意点
常磐道や国道16号経由で約1時間〜1時間20分です。例年元日から3日頃までは休業するため、年内の「買い納め」として12月31日までに行く計画を立てるのがおすすめです。
ここでは、主にお正月用の花や松飾り、新鮮な野菜を購入します。年末になると、しめ縄や門松などの伝統的な正月飾りが豊富に並び、地元農家が朝早くから持ち込む採れたての野菜や果物も充実しています。

特に白菜、大根、ネギなどの根菜類は鮮度抜群で価格も手頃です。おせち料理やお雑煮の準備に最適でしょう。
【千葉県市川市】道の駅 いちかわ
〜都心から最も近い、洗練された「都会派」道の駅〜
「道の駅 いちかわ」は2018年にオープンした新しい施設です。首都高や外環道からのアクセスが良好で、「都市型」道の駅として人気を集めています。

特徴と魅力
千葉県全体の特産品が集まるセレクトショップのような雰囲気で、モダンで広々とした店内をカートでゆったり買い物できます。落花生、希少な「行徳海苔」、老舗の「下総醤油」など、質の高い調味料が揃っています。
おすすめグルメ
イタリアン「トラットリア・アル・ポンテ」の本格パスタやピザ、「いちCafe」の自家焙煎コーヒーと市川産梨のスイーツが人気です。
都内からのアクセスと注意点
東京東部から30分、東京駅からは40分〜1時間と3施設の中で最も近く、年始も営業していることが多いため、初詣帰りにも立ち寄りやすい施設です。

ここにも時々訪れますが、主に旅行の途中で立ち寄ることが多い場所ですね。
【茨城県境町】道の駅 さかい
〜世界的建築と沖縄の味が融合するエンタメ型スポット〜
利根川沿いにある「道の駅 さかい」は、世界的建築家・隈研吾氏が設計したモダンな建物が特徴の個性的な道の駅です。
特徴と魅力
最大の特徴は、茨城にありながら沖縄県国頭村のアンテナショップが併設されている点です。茨城の「干し芋」「常陸牛」と沖縄の「ソーキそば」「海ぶどう」を同時に購入できる、他にはない楽しみ方ができます。
おすすめグルメ
地元食材の「さかいサンド」や施設内醸造所のクラフトビールが人気です。有名ステーキハウス「ウルフギャング」のピザ店もあり、テイクアウトもできます。
都内からのアクセスと注意点
圏央道・境古河ICから約10分、都心からは1時間〜1時間半です。観光要素が強く家族向けですが、年末年始はレストラン等が休業する場合があるため、事前確認をお勧めします。

この道の駅は、世界的建築家・隈研吾氏が設計したモダンな建築物です。ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。
シニア世代のための「賢い使い分け」とコツ
これら3つの道の駅は、目的に応じて使い分けることで年末年始がより充実します。
- 新鮮で安い野菜を山ほど買いたいなら、道の駅 しょうなんが一番です。おせちや鍋の準備に、泥付きネギや大きな白菜が冬の食卓を彩ります。
- 遠出は控えたいが、上質な手土産や調味料を選びたいなら、道の駅 いちかわが最適です。美味しいコーヒーを飲みながら、都市型ならではの洗練された買い物が楽しめます。
- 少し足を伸ばして旅行気分を味わいたいなら、道の駅 さかいへ。珍しい沖縄食材や美味しいお肉が手に入り、一日楽しめる観光スポットとしての魅力があります。
【快適に楽しむための3つのポイント】
- 午前中の早い時間に到着する:年末の直売所は人気が高く混雑します。商品が豊富に揃い、混雑も少ない午前中を目指して出発しましょう。
- 営業時間の事前確認:年末年始は施設によって12月31日や1月1日〜3日に休業や時短営業となる場合があります。お出かけ前に公式サイトで確認すると安心です。
- トイレ休憩も兼ねて:道の駅は駐車場が無料でトイレも整備されています。無理のない運転計画で、休憩を挟みながらドライブを楽しんでください。
最後に
これらの道の駅は、単なる買い物場所ではありません。その土地の文化や旬を肌で感じられる、魅力あふれるスポットです。
3つの道の駅を例えるなら、「豪華な三段重のおせち料理」のようです。一段目(しょうなん)には大地の恵みである新鮮な野菜がぎっしり。二段目(いちかわ)には都会的で洗練された千葉の銘菓や特産品。三段目(さかい)には茨城と沖縄の異国情緒あふれる珍味が詰まっています。

どの段から箸をつけるか選ぶように、その日の気分や目的に合わせて、心躍るドライブを楽しんでみてはいかがでしょうか。
年末は道路が混み合いますが、これらの道の駅は駐車場が広く、到着すれば充実した時間が過ごせます。営業時間は事前に公式サイトで確認し、安全運転でお出かけください。
この内容をわかりやすくまとめた解説画像(インフォグラフィック)もご用意しました。ぜひご活用ください。

《 参考情報 》

